”ホワイトアッシュ”という木材をご存じでしょうか。初めて聞くという方も多いかもしれません。しかしホワイトアッシュは建築や家具に使用されることが多い木材で意外と身近にある木材の一つです。そこで今回の記事では、ホワイトアッシュの木、アッシュ材(ホワイトアッシュ材)とはどのような特徴をもっているのかや実際に使われているものなどについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ホワイトアッシュの木、ホワイトアッシュ材とは?
ホワイトアッシュの木とは?
ホワイトアッシュの木はモクセイ科トネリコ属の広葉樹になります。和名で「米タモ」とも呼ばれ、タモの近縁種になります。ホワイトアッシュの他にもアッシュ材としてブラックアッシュやスワンプアッシュといった種類があります。ホワイトアッシュの木には下記の特徴があります。
・はっきりとした木目
木目がはっきりしているため、木目を楽しみたく、価格をおさえたいという方におすすめです。価格のわりに高級感があるという面も備えております。
・白く明るい色をしている
樹皮に近い辺材は白く明るい色をしていて、よく使用されています。ただ芯に近い心材は、淡褐色(赤色、茶色っぽい色)をしているため、製品などにする際は注意が必要になる場合もあります。
・耐久性や強度は高いが、加工しづらい
ホワイトアッシュなどのアッシュ材は他の木材と比較して強度が高く、耐久性が高いという特徴があります。しかしその分加工がしづらいというデメリットもあります。
ホワイトアッシュ材がよく使われているもの
次にホワイトアッシュ材がよく使用されるものについてご紹介していきます。
家具
ホワイトアッシュ材は、上記特徴でもお伝えしましたが、木目がはっきりとしていて、接着性にも優れており、強度も高いため、様々な家具に用いられることが多いです。テーブルの天板、椅子のフレームなど強度が求められる箇所に使用されるケースが多いです。
合板材
ホワイトアッシュ材は、合板材として用いられることも多いです。
その他(バットなどのスポーツ材、楽器材)
ホワイトアッシュ材は野球のバットやボートのオール、卓球のラケット、ホッケースティック、テニスのラケットなどスポーツ用品の材料として有名です。アメリカのメジャーリーガーやオリンピックなどに出る選手などもホワイトアッシュで作られたスポーツ用具を使用していることがあるそうです。
またバイオリンやギターなどの楽器材にも使用されることがあります。
まとめ
今回の記事では、ホワイトアッシュの木、アッシュ材(ホワイトアッシュ材)とはどのような特徴をもっているのかや実際に使われているものなどについてご紹介してきました。今回の記事でホワイトアッシュの木の特徴や性質の理解を深めていただけたら幸いです。