”ブナの木”はみなさんも聞いたことがある木かもしれません。しかし実際にブナの木とはどのような木かどのような特徴があるのかを改めて聞かれると答えられないという方もいらっしゃるかもしれません。そこでこの記事では、ブナの木とはどのようなものか、ブナの木(ブナ材、ビーチ材)の特徴、注意点、デメリットについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブナの木とは
ブナは、落葉広葉樹の樹木で、名前の由来としては、風が通り抜けた時に「ブ〜ン」といった音がすることからブナという名前が付けられたとも言われております。ブナは、世界中に約120種近く存在していると言われ、高さが50メートルを超えることもあり、大きな木をもつことが1つの特徴になります。ビーチ(ビーチ材)といった言葉が用いられることもありますが、北海道南部から本州、四国、九州の山の奥地に多く生育するのがブナ(ブナ材)、EUの中・西部、イギリス、北米東部全域など海外に生育しているのがビーチ(ビーチ材)といった名前で使い分けられています。(ブナを英語で訳すとビーチになり、木材としては同じ種類になります。)
ブナの木材は、建築材、家具材、工芸品などに利用されることが多く、それ以外にも内装材、床材、ベニヤ材、スキー板、筆やハケ類の柄、木製玩具、楽器の鍵盤などに使用されたり、食器にも用いられることがあります。
ブナの木(ブナ材、ビーチ材)の特徴
上記では、ブナの木とはどのようなものかをご紹介してきました。この章では、ブナの木(ブナ材、ビーチ材)の特徴についてご紹介をしていきます。
*強度が強い
ブナ材は強度や硬度が非常に高く、耐久性も高いため、家具や建築材などに使用されることが多いという特徴があります。またスキー板といったスポーツの中でも強度や硬度が求められるものにも使われやすい特徴があります。
*色がきれい
色がきれいなのもブナ材(ビーチ材)の特徴の1つです。色は黄褐色~淡くピンクがかった白色で美しく、北欧インテリアみたいな見た目をしているため、家具としても人気の木材です。(高級感を演出することが可能な木材です。)
*長寿命
ブナ材は、耐久性が高く、長寿命という点が特徴として挙げられます。長く使っていただくことができる木材で、多くの家具や木製の玩具(おもちゃ)としても使用されているのもこのような特徴があるためになります。
ブナ材の注意点、デメリット
上記で長寿命とお伝えしましたが、一点注意しておかなければいけない点があります。それは、しっかりと乾燥させてから使用しないとカビなどが生えやすいという点です。十分な乾燥が行われたブナ材は、耐久性や寿命が伸びるため、この点をしっかりと押さえているかどうかで耐久性や寿命が変わっていきます。
実はブナ材が広く用いられるようになったのは、比較的最近の事と言われており、水分を多く含んでいる特徴ゆえに、乾燥が難しくあまり用いられることがなかったと言われております。乾燥をしっかりと行わないとねじれや狂いが生じやすく、乾燥を行わなければすぐに菌が入り、腐り始めてしまいます。そのため、しっかりと乾燥させたブナ材(ビーチ材)かどうかという点が非常に重要になっていきます。
まとめ
今回は、ブナの木とはどのようなものか、ブナの木(ブナ材、ビーチ材)の特徴、注意点、デメリットについてご紹介してきました。記事を読んでいただくことで、ブナの木についてのご理解をより深めていただけましたら幸いです。