”ゴムの木”と聞いてみなさんはどのようなイメージを思い浮かべますでしょうか。輪ゴムやタイヤなどの伸びたり跳ねたりするものを思い浮かべる方やコロナ禍などの影響で観葉植物を購入し、育てられる方が増えたことで、家の中に観葉植物としてゴムの木を育てているという方もいらっしゃるかもしれません。しかしゴムの木とはどのようなものかを改めて聞かれると答えられないという方もいらっしゃるかと思いますので、この記事では、ゴムの木とはどのようなものか、ゴムの木の特徴についてご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
ゴムの木とは
ゴムの木(ゴムノキ)は木や木材の中でも比較的認知度が高い傾向にあります。実際にベンジャミン・ガジュマル・フィカス(ficus)、ウンベラータ、ベンガレンシスなどの品種がホームセンターや園芸ショップなどでもよく売られており、耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。イチジクもゴムの木の仲間で同じような花を咲かせます。世界中に800種類近くのゴムの木があると言われており、ラバーウッドと呼ばれている種類が木材で使用されています。主な原産地として野生のゴムの木は、熱帯地域に広く分布しております。ゴムの木から採取される樹液(ラテックス)は、天然ゴムの原料とされ(タイヤ・輪ゴム・コンベヤのベルトなど普段ゴムと読んでいるものの原料)、木の幹の部分が木材として利用されています。ゴムの木の花言葉は、『永遠の幸せ』と言われており、寒さなどにも強い傾向があるため、観葉植物としても人気のためおすすめです。実際にプレゼントやギフト、お祝いとしてゴムの木を選ぶ方もいらっしゃいます。(様々な形やサイズのものがあります。)おしゃれで楕円形の肉厚な葉、個性的な樹形が印象的なゴムの木(インドゴムノキ)の鉢を室内やリビングでうまく育てるポイントは、日当たりの良い場所に鉢植えを移し、水やりは表面の土が乾いたタイミングで与え、目安として鉢の下の受け皿に水が少し出てくるまでしっかりとした水の量を与えるといいといわれています。(直射日光を避け、根腐れしないように水をあげること、エアコンなどの風が直接当たらないことが重要と言われてます。)肥料が不足したり、ある程度成長した後で剪定を怠ると樹形が崩れることもあるため、枝をカットしたり、植え替え、置く場所を変えてみるなどの定期的なお手入れを行うとよいでしょう。成長期は、大きくなるよう水をたっぷりとあげ、水はけのよい土の場合は、水分がいきわたるよう1~2日に1回水をあげても大丈夫と言われております。外に出す場合は、日光が直接当たらない日陰や秋や冬に近い時期は霜がおりない場所を選んでおくとよいでしょう。
ゴムの木の特徴
上記では、ゴムの木とはどのようなものかをご紹介してきました。この章では、ゴムの木(ゴム材)の特徴についてご紹介をしていきます。
コストパフォーマンスがよい
ゴムの木(ゴム材)は、材質が優れており、なおかつ他の木材と比較しても安い傾向にあります。ゴム材は天然のゴムを採取した後に利用されている木材のため、環境によい材料としても近年注目を集めています。また価格が安く、明るい色をしているため、DIYなどでもよく使われています。
材質について
ゴム材は強度が高いと言われています。また強度は高い一方で、加工がしやすく塗装もしやすいため、様々な場面で用いられることが多いです。材質としてのデメリットを挙げるのであれば、耐朽性(たいきゅうせい→木の腐りやすさ)が低いため、青変菌(色を変えてしまう菌)に侵されやすく、適切なメンテナンスをしないと黒くなってしまったりするため、注意が必要です。
よく使われる場所
ゴム材で作られたものとしての代表例をあげると学習机、テーブル、カウンター、家具、階段の手すりなどが挙げられます。みなさんの身の回りにもご紹介したものがあるかと思いますので、普段使っていたものがゴム材で作られていたということもよくあります。また日曜大工(DIY)の材料としても販売されているため、ネットショッピングなどでゴム材を購入される方もいらっしゃいます。
まとめ
今回は、ゴムの木とはどのようなものか、ゴムの木の特徴についてご紹介をしてきました。ゴムの木は、家庭内のグリーン、ガーデニング用、贈り物として多くの方に愛されている多肉植物になります。記事を読んでいただくことで、ゴムの木はとても身近にあるものだと感じていただけましたら幸いです。